・・・さて、このサイトにおける私の活動は、Tcyssの一員として東京都が行っている事業の一環なので、Tcyssとはなにか、あらためて説明しておこう。
どういう組織なのか?
Tcyssは、東京都が警視庁、中小企業支援機関、サイバーセキュリティ対策機関などと連携して、都内中小企業のサイバーセキュリティ向上を支援するために設立した組織だ。
中小企業はサイバー攻撃の脅威にさらされているが、それに対する備えは十分とは言えない。
そこで、自治体と事業者などで連携して支援していこうというわけだ。
参加団体は次のとおりだ。
- 中小企業支援機関
- 東京商工会議所
- 東京都商工会議所連合会
- 東京都商工会連合会
- 東京都中小企業団体中央会
- 公益財団法人 東京都中小企業振興公社
- 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
- サイバーセキュリティ対策機関等
- JC3(一般財団法人 日本サイバー犯罪対策センター)
- IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
- ISOG-J(日本セキュリティオペレーション事業者協議会)
- IIT(一般社団法人 東京都情報産業協会)
- セキュリティ企業
- トレンドマイクロ株式会社
- マカフィー株式会社
- 株式会社シマンテック
- 日本マイクロソフト株式会社
- 大学教授
- 砂原 秀樹 教授(慶應義塾大学)
- 手塚 悟 教授(慶應義塾大学)
- 湯淺 墾道(ゆあさ はるみち) 教授(明治大学)
- 弁護士
- 宮下 正彦 弁護士
- 高橋 郁夫 弁護士
- 行政
- 東京都
- 警視庁
何をしているのか?
Tcyssでは、次にあげるような活動を行っているぞ。
(1)サイバーセキュリティ意識の啓発活動
いまだサイバーセキュリティに関する意識が低い中小企業も多い。
Tcyssの理念のもと、参加団体は協力・分担して意識啓発活動を行っている。
(2)サイバーセキュリティに関する情報共有
毎年1回の総会を行うほか、年に数回、テーマごとのワーキンググループを開催している。
なにか重要なサイバーセキュリティ事案が起これば、お互い情報交換を行っているんだ。
(3)サイバーセキュリティに関する相談への対応
東京都産業労働局に設置した相談窓口で、相談対応を行っている。
相談内容によっては、他の参加団体に協力依頼を行うこともある。
相談窓口については、相談窓口ページで紹介しているから確認してほしい。
(4)サイバーセキュリティ事案発生時の相互連携
重要なサイバーセキュリティ事案が起こった際には、Tcyssは参加団体同士で連携して対処する。
中小企業の皆さんをサイバー攻撃から守るべく、有事の備えをしているんだ。
まとめ
2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。
これまでのオリンピック・パラリンピックの際には、開催国に対して世界中からサイバー攻撃があったことが報告されており、東京もその例外ではないと考えられている。
Tcyssはサイバー攻撃などから皆さんを守るための支援を続けていくので、今後も活動に注目して欲しい。