■ ウイルス対策ソフトで迷惑メールをブロック
■ 統合型セキュリティ機器(UTM)※で迷惑メールの送信をチェック
※P51参照(MISSION 2-3 ウイルス対策ソフト・機器の導入)
最近ではスマートフォンなどへの迷惑メールが日常茶飯事となっているため、その危険性があまり言われなくなっていますが、迷惑メールはサイバー攻撃の予兆の1つであることを認識しましょう。
<迷惑メールの発信は受け取り拒否につながる>
迷惑メールと判断された送信元のIPアドレスを管理する「ブラックリスト」といわれるデータベースがあります。
ウイルス対策ソフトの中には、このブラックリストを参照して、このリストに登録されたメールサーバーからのメールは受け取りを拒否する機能を持ったものもあります。
もし、あなたの会社が迷惑メールを発信してブラックリストに登録され取引先で受け取り拒否されたら、事業に大きな支障が生じます。
<万が一ブラックリストに登録されてしまったら>
取引先で受け取り拒否されたら、拒否した理由が記されたメールが送られてきます。そこに参照したブラックリスト名とURLが記載されています。
ブラックリストを登録・管理している団体のWebサイトに行き、送信元IPアドレスを入力し、リストから削除するための手順を確認してください。ただし、ブラックリストを管理している団体のほとんどは海外の団体ですから、削除依頼は英語で行う必要があります。
<ウイルス対策ソフトは必ず最新のものに>
ウイルスは毎日たくさんの新種が登場している。そのために、ウイルス対策ソフトを新しいウイルスに対応できる状態に保つ必要がある。ウイルス対策ソフトには、ウイルスを発見して駆除するプログラムを自動的に更新する機能が付いている。この機能を利用するか、毎日このプログラムの更新だ。
メールの添付ファイル、ダウンロードしたファイル、USBメモリーやCDなどの外部記憶媒体に格納されたファイルも、必ずウイルスチェックを行ってから使うことだ。